2007年01月31日
デジタルアーツ株式会社
携帯端末向けWebフィルタリングサービス
「i-フィルター® for Mobile」の提供を開始
Windows Mobile™ 5.0対応 フィルタリングカテゴリと利用禁止時間帯をユーザーが選択できる方式にて
2007年3月26日よりお申し込み受付開始
情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、証券コード2326、以下デジタルアーツ)は、ユーザーが必要なレベルに応じてWebフィルタリングカテゴリ※1と利用禁止時間帯を選択できる方式でのWindows Mobile™ 5.0対応携帯端末向けWebフィルタリングサービスを、2007年3月26日(月)より開始します。
Webフィルタリングカテゴリと利用禁止時間帯をユーザー側で選択可能とする背景について
現在、携帯電話・携帯端末向けに提供されているWebフィルタリングサービスは、フィルタリングの対象カテゴリの選択がユーザー側で行えず、フィルタリングをON/OFFする選択肢しかありません。また、Windows Mobile™ 5.0によって、パソコンと同等のインターネット利用が可能となり、Webフィルタリングの必要性が高まっています。そのような環境の中で当社が携帯端末向けのWebフィルタリングサービスを提供するにあたり、フィルタリングの専業メーカーとして、携帯端末におけるWebフィルタリングの“あるべき姿”を具現化することを目指しました。
当社が目指す携帯端末向けWebフィルタリングサービスは、パソコンからのインターネット接続と同様に、携帯端末からインターネットに接続する幅広いユーザーを対象としています。当社では、幅広いユーザーに満足いただけるサービスを提供するためには、ユーザーの利用シーンに応じて、最適なWebフィルタリングサービスを提供しなければならないと考えています。
例えば、「有害サイト」という概念は、ユーザーの年齢や利用シーンなどによって異なります※2。このため、全ての利用者に同一カテゴリのサービスを提供することは、必要な情報を掲載しているサイトへのアクセスをも制限する場合があり、ユーザーのニーズにお応えできているとはいえません※3。また、インターネット接続の利用禁止時間を制限する機能についても、Webフィルタリングにおいては重要な要素だと考えています。
このような考えに基づき、当社ではフィリタリング専業メーカーとして経験を生かし、携帯端末におけるWebフィルタリングの“あるべき姿”の実現を目指します。
金融商品取引法(日本版SOX法)施行。内部統制ニーズにもお応えできるサービスです。
今後施行が予定されている金融商品取引法(日本版SOX法)への対応に向け、各企業が情報の管理体制の強化を迫られる中、当社には、「オフィス内のみならず、社員に貸与する携帯電話・携帯端末にもインターネット閲覧の制限を拡げたい」という声がお客様から寄せられていました。本サービスは、そのような企業の課題を解決するための需要も見込まれています。
サービスの概要・お申し込みの方法について
本サービスは、デジタルアーツが携帯端末ユーザーに提供するサービスです。Webフィルタリングサービスをご希望の場合には、まずご利用の端末がWebフィルタリングサービスをご利用できる機種※4であることを確認いただき、当社ホームページに必要事項を入力のうえ、ご利用の携帯端末への設定を行っていただきます。この際、Webフィルタリングのカテゴリ設定とサービス利用解除のためのパスワードを設定いただく必要があります。
本サービスで提供するWebフィルタリングは、デフォルトとして設定される5つの固定カテゴリと、5つの選択カテゴリの仕組みです。
固定カテゴリ:デフォルトでフィルタリングが設定されるカテゴリです。 |
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選択カテゴリ:設定についてのON/OFFをお選びいただけるカテゴリです。 |
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また、インターネットの利用禁止時間を設定できます(下図)。本サービスの利用料金は、クレジットカード決済による月額315円(税込)です。
インターネットの利用禁止時間設定 |
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対応機種および動作環境
本サービスに対応する対象OSおよびブラウザ、機種は次のとおりです。
OS | ブラウザ | 対応機種 |
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Windows Mobile™ 5.0 for Pocket PC 日本語版 |
Microsoft Internet Explorer Mobile | WILLCOM W-ZERO3[es] |
WILLCOM W-ZERO3 |
約2億のフィルタリングデータベースが支える、精度の高い「ブラックリスト方式」の新サービスです。
このたび提供するWebフィルタリングサービスは、デジタルアーツが保有する約2億※5のWebページのデータベースを基にした「ブラックリスト方式」※6によるものです。このデータベースは、常に最新の状態にアップデートされるよう、きめ細かにメンテナンスされております。
今後の予定
デジタルアーツでは、初期のサービス状況やお客様の声をヒアリングしながら、携帯端末向けのサービスの拡充を積極的に図ってまいります。さらに、携帯電話向けのサービス展開も視野に入れ、携帯電話キャリアなど関係事業者との協力関係を深めてまいります。
「より便利な、より快適な、より安全な」インターネット環境をさらにご提供できるよう、デジタルアーツは今後とも積極的に製品・サービスの開発に取り組んでまいります。
- ※1 Webフィルタリングカテゴリとは、Webフィルタリングで閲覧の選択をするコンテンツを、デジタルアーツの基準に基づいて分類したものを指します。
- ※2 例えば、子どもが利用する携帯端末に適用する閲覧禁止カテゴリと、企業が貸与する携帯端末に適用する閲覧禁止カテゴリでは、それぞれWebフィルタリングの目的が異なります。
- ※3 現在、デジタルアーツが提供している個人のパソコン向けのパッケージ製品では、ブロックする対象やレベルを33のカテゴリから選択でき、「小学生向け」から「大人向け」、SOHOなどの「企業向け」まで、5つのレベルを推奨しています。また、企業向け(サーバ型)のWebフィルタリング製品については、64のカテゴリからWebフィルタリングをON/OFFで選択できるばかりでなく、「書き込みの禁止」や「警告のみ」など、ユーザーに対するアクションとレポートまでも詳細に設定できるように設計されています。このようなきめ細かい設定機能は、ユーザーのニーズを反映できることから、毎年弊社が行っているユーザーアンケート調査でも大変好評です。
- ※4 対応機種および動作環境をご参照ください。
- ※5 2007年1月30日現在。
- ※6 パソコンからのインターネット接続では、予め収集したフィルタリングデータベースに基づき、閲覧の可否を設定できる「ブラックリスト方式」によるWebフィルタリングが主流です。
以上