2008年08月19日
デジタルアーツ株式会社
デジタルアーツ、企業向けWebフィルタリングソフトの最新版
「i-FILTER®」Ver.7を発売開始
~社内導入システムの運用監査に初対応、国産最多の94カテゴリ実装により
各企業のニーズに合わせた適切なアクセス制御が可能に~
情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、このたび、自社が開発する企業向けWebフィルタリングソフトの最新版「i-FILTER」Ver.7を、2008年9月9日(火)より発売開始することを発表します。
「i-FILTER」は、日々増加し続けるWeb上の脅威や、掲示板やWebメールを経由して発生しうる情報漏洩を未然に防ぐとともに、Webの私的利用による業務効率の低下を防ぐWebフィルタリングソフトです。今回、最新版となる「i-FILTER」Ver.7は、より高いフィルタリング精度を目指してフィルタリングカテゴリを国産ソフト最多の94種類に増やすとともに、内部統制において今後さらに重視されるであろう「社内導入システムの運用監査」を見据えて、設定変更履歴を詳細に記録するなど、より充実した運用管理機能を追加しました。また、新製品「i-FILTER EndPoint Controller」により、持ち出しパソコンのインターネットアクセスについても管理ができるようになりました。
本製品の価格は、30ユーザーで年間約204,000円~(税別、保守価格含む)となります。なお、すでに「i-FILTER」製品を利用しているお客様は、2008年9月9日(火)より無償でのバージョンアップが可能です。デジタルアーツは、今回の機能強化により、今後1年間で16億円の売り上げを目指してまいります。
「システム運用監査」に対応した、多彩な管理機能 ~新機能および機能強化点について~
「i-FILTER」シリーズは、2007年に株式会社三菱総合研究所が実施した「Webフィルタリング製品機能に関する調査」において、精度の高さを実証しました。また、同年に株式会社ミック経済研究所が作成した「ミックITレポート」では、国内Webフィルタリング市場において、シェア1位を獲得しています。
「i-FILTER」Ver.7は、従来製品の有する利点は維持したまま、Webアクセス処理能力を国内競合製品の10倍以上に高めるなどのパフォーマンス向上を実現することで、さらなる機能強化を目指すとともに、新機能も搭載しました。また、新製品「i-FILTER EndPoint Controller」の提供を開始します。概要は、以下のとおりです。
設定変更履歴の詳細化
主管理者やグループ管理者が行った設定変更の履歴を詳細に記録します。また、設定変更前と変更後の一覧表示や、アクセス元IPや日付、アクション、変更内容などでの絞り込み表示が可能なため、変更内容がより把握しやすくなりました。
設定ロールバック機能
設定ファイルのバックアップを自動化しました。また、ロールバック機能により、複雑な設定を行った後でも、必要に応じて設定状態を任意の段階まで復元できます。オペレーションミスを生じにくくするとともに、柔軟な運用が可能となります。
フィルタリングルールの階層管理
大規模環境で本製品を適用する際に、親会社や事業本部など、上位階層において設定された規制ポリシーを、下位階層にそのまま継承することが可能になります。これにより、管理権限を分散化しても、基本のセキュリティポリシーを維持できます。なお、階層数は同カテゴリ製品ソフトでは初めて、無制限に作成することが可能です。 (※推奨8階層まで)
フィルタリングカテゴリの大幅増加
今回の最新版では、既存のお客様の要望も加味しながら、カテゴリを大幅に追加・細分化をしたことにより、国産製品最多の94カテゴリ(ユーザー定義10種類含む)となりました。これにより、業務内容や情報ニーズに合わせた、より安全で適切なアクセス制御が可能となります。
SSLデコードのカテゴリ別設定
従来版より有償オプションとして提供していた「i-FILTER SSL Adapter」において、SSL通信のデコードがカテゴリ別で設定可能となりました。これにより、暗号化通信を悪用した情報漏洩対策と、従業員のプライバシーの確保が両立可能となります。
新製品「i-FILTER EndPoint Controller」の概要
「i-FILTER EndPoint Controller」は、ノートパソコンなど、LANの外へ持ち出すパソコンのWebアクセス制御を行う「i-FILTER」関連製品です。これにより、営業部門など社外でインターネット利用することが多い部門の社員に対しても、社内のポリシーと同様の安全な環境を確保することが可能となります。
エンドースメント
今回の「i-FILTER」Ver.7の発売は、各社様よりご支持をいただいております。(※社名50音順に掲載)
株式会社内田洋行
取締役 専務執行役員 教育システム事業部長兼教育総合研究所長
大久保 昇様
株式会社内田洋行は、このたび、デジタルアーツ株式会社からWebフィルタリングソフト「i-FILTER」の最新バージョンが発表されたことを歓迎致します。文教市場においてセキュリティ対策が急務となる中、「i-FILTER」と弊社が提供するセキュリティソリューションを組み合わせることで、多くの学校にとってより有益なセキュリティ関連サービスを提供できるものと確信しております。今回のバージョンアップを機会に、すでに「i-FILTER」をご導入いただいているお客様に対しても、積極的に提案活動を行ってまいります。今後もデジタルアーツ株式会社と密接に連携することにより、学校、児童・生徒の安心、安全なインターネット利用環境を提供してまいります。
ソフトバンクBB株式会社
コマース&サービス統括 CP事業推進本部 本部長
高瀬 正一様
ソフトバンクBB株式会社は、このたびデジタルアーツ株式会社からWebフィルタリングソフト「i-FILTER」の最新バージョンが発表されたことを歓迎致します。情報セキュリティ対策への関心が高まる中、ソフトバンクBB株式会社が提供するセキュリティソリューションと「i-FILTER」を組み合わせることで、多くのお客様により有益なセキュリティ関連サービスを提供できるものと確信しております。弊社は、今後もデジタルアーツ株式会社との連携を通じ、フィルタリング市場のさらなる活性化を進めていく所存でございます。
マイクロソフト株式会社
執行役常務 パブリックセクター担当
大井川 和彦様
デジタルアーツ株式会社様のWebフィルタリングソフト「i-FILTER」の最新バージョンのご発表、おめでとうございます。複数機能を搭載した統合エッジ ファイアウォールソリューションとして弊社が提供している「Internet Security & Acceleration(以下ISA)Server 2006」は、今後さらに需要が高まるセキュリティの強化と高速なインターネットアクセスを、同時に実現する製品です。「i-FILTER」Ver.7と「ISA」とを組み合わせて活用いただくことにより、お客様にとって安心・安全・高速なインターネットアクセスが実現可能になると期待するとともに、インターネットなどを介した悪意ある攻撃からすべてのお客様を保護するべく、弊社もセキュリティ対策の取り組みにより一層注力していく所存です。
なお、2008年7月に発表した、Webフィルタリングソフト「i-FILTER」と電子メールフィルタリングソフト「m-FILTER」を組み合わせたパッケージ製品「DigitalArts Filtering Suite」でも、今回の最新版「i-FILTER」Ver.7を搭載します。デジタルアーツは、こうした統合的な展開をすることで、企業セキュリティをより強固なものとする環境構築に貢献します。
以上
- 「i-FILTER」について
- 「i-FILTER」は、情報漏洩対策とWebの有効利用のための企業向けWebフィルタリングソフトです。国内におけるWebフィルタリングソフトのシェアNo.1を獲得しました(2008年ミック経済研究所・2009年富士キメラ総研調べ)。業界最大級の2億4,000万ページを超すWebフィルタリングデータベースと、特許を取得したフィルタリングテクノロジー「ZBRAIN」により、業務中の閲覧が不適切なWebサイトを高い精度で遮断します。また、Webメールの利用や掲示板の書き込みなどといった、Web経由の情報漏洩を防ぐとともに、その内容を記録・確認・保存することが可能なため、内部統制対策としても有効なソリューションです。「i-FILTER」は、すでに全国の企業・官公庁5,500団体以上、学校・教育機関19,200校以上に導入されています。
- デジタルアーツについて
- デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級となる2億4,000万ページを超すWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でシェアNo.1を誇るWebフィルタリングソフトとして、個人向けに「i-フィルター」、企業向けに「i-FILTER」、また企業向け電子メールフィルタリングソフトとして「m-FILTER」を提供しています。