2011年07月20日
デジタルアーツ株式会社
デジタルアーツ、アンドロイドアプリ製品
「i-フィルター® for Android™」を提供開始
スマートフォンのフィルタリング事業に参入
情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ、証券コード2326)は、個人向けフィルタリング専用アプリ「i-フィルター for Android」のβ版を、2011年7月21日(木)より提供開始することを発表します。「i-フィルター for Android」β版は、Androidマーケット経由で、Android OS(Ver.2.1/2.2/2.3)搭載のスマートフォンやタブレット端末等、モバイル機器でご利用いただけます。2011年9月末までβ版を無料で提供し、2011年10月1日(土)より、正式版を有料で提供予定です。
「i-フィルター for Android」
スマートフォンやタブレット端末等の機器は、従来型の携帯電話よりも手軽にインターネットへの接続が行えることや、豊富なアプリを簡単に入手・利用できることが特長です。株式会社富士キメラ総研が2011年6月に発表した調査資料によると、2011年度は携帯電話キャリアから発売される新機種のうち、半数以上がスマートフォンになる見込みであり、また、スマートフォンの出荷台数も2015年には従来型の携帯電話市場と同規模となる3,550万台となることが予測されています。
一方、モバイル機器を子どもが所持する場合、自室や外出先など、保護者の目の届かない場所で自由にインターネットの利用ができることから、従来型の携帯電話と同様のリスクが懸念されています。デジタルアーツでは、モバイル機器の利用が拡大するに伴い新たなリスクが生じることを認識し、数々のご意見を踏まえながらフィルタリングアプリの開発を進め、すでにご好評いただいているフィルタリングソフト「i-フィルター 6.0」の機能を踏襲したフィルタリング専用アプリを提供できることとなりました。
本アプリの詳細につきましては、下記リンク先をご確認ください。
「i-フィルター for Android」クラウド化により、遠隔からのフィルタリング管理や利用状況確認が可能に
「i-フィルター for Android」は、ソフトウェアとして初めて日本PTA全国協議会の推薦を受けたWebフィルタリングソフト「i-フィルター」シリーズをベースに開発された、フィルタリング専用アプリです。
「フィルタリング」は、通常のアプリと異なり、子どもが専用モバイル端末を利用する際に、保護者が子どものインターネット利用時の安全を確保する目的で利用されます。そこで、「i-フィルター for Android」は、本アプリを搭載したモバイル機器のインターネット利用やアプリの利用制限について、保護者が遠隔で設定・管理できる機能を搭載しました。主な機能は以下のとおりです。
- アプリの利用を限定「アプリケーション制御機能」
- 子どもの利用を制限したいアプリを指定することで、リモートでその利用を制限できます。
- 外部パソコンからフィルタリングの管理・設定が可能に
- 本アプリが入ったスマートフォンやタブレット端末以外の端末からも、フィルタリングの設定変更を自由にできる機能を搭載しました。これにより、たとえば保護者の方が子どもに見せたくないと感じたWebページを別のパソコンから登録したり、気になった時に、外部パソコンから子どものインターネット閲覧状況を確認したりできるようになり、「子どもを守っていること」がいつでも実感できるようになります。
- インターネットの利用時間を制限「インターネットタイマー機能」
- 利用者の端末利用時間を管理する機能を搭載しました。これにより、たとえば際限なくインターネット利用をしがちな子どもが、決められた時間を守ってインターネットを利用してもらうよう管理できます。
- 親子のやりとりを補完する「ブロック解除申請」
- ブロックされてしまったページを見る必要がある場合、見たい理由とともに「見せてほしい」ボタンをタップし、申請をすると、フィルタリング管理者である保護者の携帯メールなど、あらかじめ登録されたメールアドレスに申請メールが送信されます。フィルタリングソフトを利用する家庭で生じる親子のやりとりを補完し、子どもが必要な情報をいつでも安全に取得できるようになります。
- 「インターネット利用状況確認」~さまざまな角度から子どもの関心をチェック
- 子どもが使っているスマートフォンやタブレット端末でどのようなWebサイトへ接続しているのか、その接続頻度や、どのような単語を検索しているのかなど、いろいろな角度で利用状況を把握できます。また、メールアドレスをご登録いただければ、定期的にインターネット利用状況の通知を受けることも可能です。
- 多彩なフィルタリング強度設定
- あらかじめ用意された6種類のパターンから、利用者に合った強度でフィルタリングを設定することができます。また、さらに細かい設定を希望する保護者のために、67種類に分類されたカテゴリから、「閲覧制限を行うカテゴリを選択」「カテゴリではブロックするが、個別に"見せて良い"サイトのみ許可する」「"見せたくない"サイトの個別登録」「登録したサイトだけを表示できるようにする、ホワイトリスト機能」など、多彩な方法でフィルタリングの強度設定が可能です。「インターネット利用状況確認」をみながら、気になるカテゴリをブロックするよう設定し直すなど、別の機器からリモートで臨機応変に設定変更ができます。
デジタルアーツは、今後とも、より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献すべく、ご家庭での利用に最適な製品やサービスをご提供するとともに、フィルタリングの必要性を幅広く訴求してまいります。
以上
- デジタルアーツについて
- デジタルアーツは、フィルタリング技術を核に、情報セキュリティ事業を展開する企業です。製品の企画・開発・販売・サポートまでを一貫して行い、国産初のWebフィルタリングソフトを市場に出したメーカーならではの付加価値を提供しています。また、フィルタリング製品の根幹を支える国内最大級となる3億5,000万ページを超すWebフィルタリングデータベースと、世界27の国と地域で特許を取得した技術力が高く評価されています。国内でトップシェアを誇るWebフィルタリングソフトとして、個人向けに「i-フィルター」、企業向けに「i-FILTER」、また企業向け電子メールフィルタリングソフトとして「m-FILTER」を提供しています。