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2016/02/02
デジタルアーツ株式会社

フィルタリングの回避方法とその対策【1】 「それ、Wi-Fiにも効くフィルタリングですか?」


「スマホのフィルタリングって子どもが自分で外せちゃうんですよね?」

これ、保護者やお役所の方からよく聞かれます。実際ははそんなことは無く、理解さえしていればきちんと対処することができます。そこで今回から数回に分け、「スマホのフィルタリングの代表的な回避方法(抜け穴)とその対策」について書いていきたいと思います。

「自宅のWi-Fi」という盲点

まず、スマホで一番多いフィルタリングの回避方法としてあげられるのは「自宅のWi-Fi」です。これは、スマホというWi-Fiにも繋がる端末を子どもに持たせているのに、保護者が「携帯電話回線にしか効かないフィルタリング」を申し込んでいるために起きてしまいます。家の外ではフィルタリングでブロックされる不適切なサイトであっても、帰宅して自宅のWi-Fiに繋げばアクセスできてしてしまう訳です。このタイプのフィルタリングを使っている子どもは、駅やコンビニなどの公衆Wi-Fiでも不適切なサイトにアクセスできますが、そういうものを使うのは少し面倒くさいので、利用頻度が高いのはやはり自宅のWi-Fiです。

「携帯電話回線にしか効かないフィルタリング」って?

「携帯電話回線にしか効かないフィルタリング」とは、少し乱暴に説明するとガラケー用のフィルタリングです。ガラケーは携帯電話回線でしか通信をしませんので、そこにだけフィルタリングを提供する仕組みでした。これを『ネットワーク型フィルタリング』と呼びます。具体的にはNTTドコモの「spモードフィルタ」、au(KDDI)の「安心アクセスサービス」、ソフトバンクの「ウェブ安心サービス」がそれに該当します。

一方で、スマホ用に開発された、携帯電話回線にもWi-Fiにも効く『ブラウザー型フィルタリング』と呼ばれる物があるのですが、長い間ネットワーク型のフィルタリングが提供されてきたため、携帯ショップの店員や保護者の中には、今まで通り『ネットワーク型フィルタリング』を勧めたり勧められたりしてしまっているケースがまだまだあります。

フィルタリングを回避できるブラウザー「Opera Mini」

『ネットワーク型フィルタリング(携帯電話回線にしか効かないフィルタリング)』を使っている場合、Wi-Fiを使わなければ安全かと言うと、実はそうでもありません。
現在、「Opera Mini」に代表されるような “フィルタリングを回避できる特殊なブラウザー” が存在します。「Opera Mini」では、インターネットの利用時にOpera Miniのサーバーと強制的に繋がり、サーバーを介してWebページを閲覧する仕組みのため、携帯電話回線であってもフィルタリングを回避することができてしまいます。

『ブラウザー型フィルタリング』を使うことが大切

上記のように、『ネットワーク型フィルタリング』はWi-FiやOpera Miniなどの特殊ブラウザーの利用で回避できてしまうため、子どもにスマホを持たせる場合には、やはりスマホ用に開発された『ブラウザー型フィルタリング』を使っていただくことが大切です。具体的なサービス名は以下の図の赤枠の部分になります。

ただし、この『ブラウザー型フィルタリング』を使う際にもいくつか注意点はあり、特にiPhoneの場合には「端末の機能制限」という機能と組み合わせていただく必要がありますので、それについては次回書きたいと思います。なお、弊社の「i-フィルター」も『ブラウザー型フィルタリング』のひとつですので、興味をお持ちの方はぜひ一度「i-フィルター」製品紹介ページをご覧いただければと思います。


Wi-Fiにも効くフィルタリングなら「i-フィルター for マルチデバイス」をおすすめします。




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