高い技術力を持ったテクニカルスタッフが東北の情報インフラを守る
光ファイバー通信回線などの通信設備の設計・施工や携帯電話の基地局建設などを中心に、幅広い情報通信設備の構築を行っている株式会社TTK。杜の都仙台を拠点に、主に東北地方のインフラ工事を担当しています。常に最新の情報をキャッチし、いちはやく、最新のICT技術を実務レベルまで高めているところが同社の強みです。
「我々の業界は、技術革新のスピードが非常に速い業界です。新しいテクノロジーが次から次へと出てきますし、それを積極的に吸収していかないと、お客様に喜んでいただけるような優れた仕事はできません。ですから技術者には、社内だけでなく、社外のセミナーなどにも積極的に参加させるようにしているんですよ。もちろん、社内で最新技術を使い、ベンチマークテストを行うことも欠かしません。私たちが勤務している『開発・研修センタ』は、社内のサーバ構築、システム開発、ネットワーク管理などを一手に手がけているセクションですので、ここで最新技術を実装、運用し、レイヤーの高い技術を実務レベルで身につけられるようにしています」
こう話すのは、開発・研修センタ担当課長の大内浩直さん。「サーバに直接触ることができる唯一の部署なので、開発・研修センタ所属の社員は、特にレイヤーの高い技術に対する経験や知識が豊富なんですよ」と語ります。
レスポンスの悪さ、運用の手間……。あらゆる負担を軽減させたい!
同社がコンテンツフィルターの入れ替えを検討した理由は、それまで使っていたコンテンツフィルターが、「あまりにも重い」からでした。開発・研修センターチーフの阿邉秀明さんは、当時を振り返ってこう話します。
「平成14年に外資系メーカーのコンテンツフィルターを導入したのですが、その後、社内のあらゆる部署から『PCの動きが遅くなった』というクレームが来るようになってしまいました。確かに私も、コンテンツフィルターを入れる前に比べて明らかに動きが遅くなったなと感じ、『タイミングを見計らって入れ替えをしたい』と考え続けていたんです」
また、許可・ブロックを指定できるカテゴリの数が少なく、結局、サイトのブロックレベルを手動で設定しなければならなかったことも負担に感じたそう。その後の運用やメンテナンスにも大きな手間がかかりました。
ライセンスの更新に合わせコンテンツフィルターの切り替えへ
そんな同社が本格的に「i-FILTER」の導入を検討し始めたのは、平成17年の末頃のことでした。 それまで使用していたコンテンツフィルターのライセンスが切れることになり、そのタイミングに合わせて新しいコンテンツフィルターを検討。
すぐに「i-FILTER」にたどり着いたと語ります。 「最初から、『新しいコンテンツフィルターは国産で、操作性に優れていて、なおかつ精度の高いものがいい』と考えていたので、その基準で探した結果、すぐに『i-FILTER』に出会うことができました。テスト運用を行なってみて、あまりのレスポンスの良さに驚いたことを覚えています。
『今まで使っていたコンテンツフィルターは、いったいなんだったんだろう……』と思うほど劇的な変化。とても性能の高い製品だと感じました」(阿邉さん)
豊富なカテゴリと手頃な価格、そしてレスポンスの速さが「i-FILTER」の魅力
阿邉さんたちが驚いたのは、なにもレスポンスの良さに対してだけではありません。同時にその精度の高さ、価格にも驚いたと語ります。
「以前使っていたコンテンツフィルターにはカテゴリが10程度しかなかったのですが、『i-FILTER』には、実に94種類ものカテゴリが!これだけ多くのカテゴリがあると設定もラクですし、なによりフィルタリング自体の精度も上がりますよね」(阿邉さん)
「価格の手軽さにも驚きました。中には1,000万円以上するコンテンツフィルターもあるようですが、『i-FILTER』なら数万~数百万円で導入できる。なおかつ素晴らしい性能を誇るわけですから、導入しない理由を探すのが難しいくらいです」(大内さん)
導入後は、全社のネットワークレスポンスが劇的に向上したそう。コンテンツフィルターが入っていることを感じさせない軽快さで、多く社員の方から「新しい技術でも使ったの?」「もしかして、フィルタを解除した?」などの質問を受けたといいます。
メールフィルタリングソフト「m-FILTER」で
"添付ファイルの暗号化(パスワードロック)"を実現
同社では、「i-FILTER」の姉妹品であるメールフィルタリングソフト「m-FILTER」も使用しています。情報インフラという非常にデリケートな分野の業務を行なっているため、絶対に情報を洩らさないよう徹底して対策を行なっているそう。ところが「m-FILTER」を導入するまでは、完全ではなかったと語ります。
「外部に出すメールの添付ファイルはすべて暗号化するようにしていたんですが、今までは、各自が手動で行なっていたため『100%実施している』と言い切れない部分があった。ところが『m-FILTER』を導入して、システム上で100%、添付ファイルのパスワードロックができるようになったんです。しかも『i-FILTER』と同一ライセンス、同一サーバで使用できる。管理もラクですし、コストも圧倒的に安く抑えられ、経営陣にもすぐに導入を許可してもらえました」(大内さん)
なお、「i-FILTER」「m-FILTER」の導入作業は、若手社員の粟野伸治さん、小山徹さんらが協力して行なったそう。 「経験の浅い私たちでもスムーズに導入ができました。運用を初めて2年がたちますが、トラブルはまったくありません」(粟野さん) というように、導入後の安定性にも、高い評価をいただいているようでした。
積極的に挑戦!「太陽光発電システム」関連工事事業化へ向けて
現在は光ケーブルの敷設やモバイル基地局の建設など、情報通信設備の構築工事を主力としていますが、新たな事業分野への取組みの一つとして、自社ビルに訓練用の太陽光発電システムを導入するなど、「太陽光発電システム」関連工事事業化に向けて、着々と準備を進めています。