「m-FILTER」は、「MailFilter」、「Archive」、「Anti-Spam」の3つの製品を
解決したい課題に合わせて、最適で柔軟な組み合わせでご導入いただけます。
「m-FILTER Archive(アーカイブ)」
電子メールの安全な全文保存(メールアーカイブ)と管理
「m-FILTER Archive(アーカイブ)」は、送受信メールを全文保存(メールアーカイブ)と高速検索、改竄検知で、内部統制、コンプライアンス強化し、事業継続計画(BCP)を支援します。
-
- 1改竄検知機能により証拠性を維持したまま電子メールを安全に全文保存
- 2本文や添付ファイルも対象にした全文検索、きめ細かい検索条件の指定や検索に該当した複数メールの一括ダウンロード機能も含め、 迅速な電子メールの検索が可能
- 3管理者に頼ることなく、利用者が保存メールの管理・検索が可能
主なメールアーカイブ機能
本文や添付ファイルも対象とした、高速かつ詳細な保存メール検索機能
多彩な検索条件を指定でき、1,000人規模(3年分)のメールデータをわずか1秒※と高速に検索できます。
- ※当社内計測環境による
「m-FILTER」Ver.5.5より保存メールの検索条件を保存できるようになりました。
これにより、検索の定期業務の効率を格段に向上させました。
検索条件は「m-FILTER」Ver.5.4より以下が可能となり、監査等の効率が格段に向上します。
・AND と ORの組み合わせ検索
・精度優先検索
・NOT検索
・前方・後方一致検索
・添付ファイルのHASH値での検索
高圧縮でストレージを有効活用
一般的にアーカイブデータは、検索のためのインデックスデータなどが付与され、類似製品では元のメールサイズの1.5倍から3倍のデータ保存領域を推奨していますが、高圧縮率を実現する「m-FILTER Archive」では、わずか1.1倍の容量で保存できます。
- ※お客様環境、流通するメールの特性によって増減します。導入時におけるディスク容量については別途お問い合わせください。
インシデント発生時の迅速な調査を実現する、リアルタイム検索
「m-FILTER」では、送信直後のメールもリアルタイムに検索できるため、情報漏洩等のインシデント発生直後にシステム管理者が迅速な調査を行うことができます。
この場合、本文や添付ファイルもメール検索対象とすることができ(全文検索)、さらに、全文検索利用でも台数構成に影響しないため、シンプルな構成でメールアーカイブ運用を行えます。
多彩な構成パターンに対応
メール保存のみを目的とする場合は、「m-FILTER」をMTA-クライアント間やMTA-MTA間のメール疎通経路上ではなく、疎通経路の横に設置できます。
この構成をとることで、Microsoft Exchange ServerやExchange Online環境でも、社外のみならず社内間の送受信メールも簡単に保存することができます(Exchangeジャーナルを保存)。※
- ※疎通経路の横に「m-FILTER」を配置する構成は、Exchange ServerやExchange Online環境以外のメールサーバー環境でもご利用頂けます。
その他のメールアーカイブ機能
標準でExchangeジャーナル連携に対応
疎通経路上でも、疎通経路横にでも、Microsoft Exchange 社内間メールの保存が可能あり、TNEF形式メールにも対応しています。しかも標準搭載のため、別途費用を必要としません。
構成の詳細は、構成例(「保存のみ 経路外設置の場合」「Microsoft Exchange Serverと連携する場合」)をご参照ください。
- ※Exchange Serverにて、内部 → 内部のメールをジャーナルレポートとして「m-FILTER」に転送するよう設定します。「m-FILTER」では通常メールとジャーナルレポートとを識別し、ジャーナルレポートをアーカイブします(通常のメールはSMTPゲートウェイとして処理します)。Bcc情報も正しく保存されます。
- ※Exchange Server 2007/2010/2013/2016、Microsoft Exchange Online動作確認済み
メールアーカイブの個人管理・検索機能
管理者に頼ることなく、利用者が自らアーカイブ(保存)メールを管理・検索することができます。
突然のPCクラッシュに該当個人のアーカイブ(保存)メールの検索、再受信が可能です。
メールアーカイブの一括ダウンロード機能
検索条件に該当した全てのアーカイブメールを、メール検索結果の表示上限に関係なく一括でダウンロードが可能。もしもの際のメール復旧も迅速に行うことができます。
保存・保留メールやログ・レポートの自動バックアップ機能
煩雑なメールデータのバックアップ作業をスケジュール設定し自動化することも、手動で行うことも可能です。
改竄検知機能を標準搭載
メールデータに改竄がなされたかどうかを、アーカイブメール検索結果一覧で確認したり、検索時に改竄状態を検索条件とすることが可能です。標準搭載のため、別途費用を必要としません。
過去のメールアーカイブ(メール保存)を変換保存
内部統制の情報資産として活用させるデータコンバート機能
保存メールデータ(eml、mbox、maildir)を「m-FILTER Archive(アーカイブ)」形式に変換保存が可能です。「m-FILTER Archive(アーカイブ)」導入前のメールも検索が可能になります。これにより内部統制・コンプライアンス強化で「m-FILTER Archive(アーカイブ)」導入前のメール情報資産を活用することが可能です。
- ※「m-FILTER」内の機能ではなく、コンバート専用モジュールとしてご提供しています。
- ※対応データ形式は「eml」「mbox」「maildir」。詳細は弊社までお問い合わせください。
“POP3通信”対応のダウンロードアーカイブ機能で、
導入時の経路変更なしにメールアーカイブ(メール保存)が可能
「m-FILTER Archive(アーカイブ)」は、ホスティングサービスなどでLAN内にMTA(メールサーバー)が存在しない環境や、メールサーバー、クライアント間に「m-FILTER」を設置できない環境でも、“POP3通信”を使って、社内間の受信メールをメールアーカイブ(メール保存)、スパムメールの判定が可能です。これにより、「m-FILTER」導入時に経路を変更する必要がなくなり、環境を選ばずメールでの内部統制を行えるようになりました。
「m-FILTER Archive(アーカイブ)」が実現するメール保存
- 何故、全文保存が必要なのか?
-
PCのクラッシュなど、
不測のシステム障害への対策が必要- ●企業の事業継続を脅かす予測不能なリスクを
出来る限り排除したい - ●重要な電子メールや添付ファイル、
取引先の連絡先を控えていない
社内の動きへの迅速な対応が必要- ●担当顧客との対応内容や履歴がわからない
- ●引き継ぎ文書が残されていない
- ●監査時や有事の際に求められる電子メールの
提示への対応が必要 - ●電子メールの改竄の心配
- ●企業の事業継続を脅かす予測不能なリスクを
- 「m-FILTER Archive」なら
-
添付ファイルも含め電子メールを
安全に全文保存- ●過去の送受信メールがすぐに復元可能であり、
事業継続性の向上が期待 - ●一日単位でローテートやストレージへ退避保管を
することが可能
- ●添付ファイル内の文字列も含め、電子メールを
自由に検索 - ●電子メールの管理、検索を『個人』に開放すること
により管理者負担を軽減
- ●改竄検知機能を標準で有することにより、
電子メールの安全性の証明が可能
- ●過去の送受信メールがすぐに復元可能であり、
“情報漏洩につながるリスク”が多数潜んでいる勤務先でのメール誤送信。
メール誤送信の実態調査の結果と具体的な対策をまとめました。