標的型メール攻撃対策とその運用
外部からの攻撃メール対策
警察庁が2018年9月に発表した「平成30年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威情勢等について」にて、「標的型メール攻撃」や「ばらまき型攻撃」の件数は前年同期件数の約5.1倍、4.3倍に増加となっており巧妙さを増しています。
このような攻撃メールはバンキングマルウェアに感染されるケースもあり現金や仮想通貨の不正送金の被害となります。
2018年上半期の被害総額は606億円以上といわれています。
こういった、外部からのメール攻撃に「m-FILTER」は「ホワイト運用」を始め様々な機能により対策を実現します。
標的型メール攻撃対策とメール無害化の併用
偽装レベルが高いメールの配送時にメール無害化
「m-FILTER」では偽装レベルの高いメールは隔離され受信者には配送されませんが、受信者が該当のメールを閲覧したい場合があります。そのような場合は、隔離メールを配信する際はメール無害化した上で送信することができますので安全な状態で本文などを閲覧することを実現します。
「m-FILTER」で実現可能なメール無害化
・添付ファイルのマクロ除去
・添付ファイルの削除
・HTML/リッチテキストメールのテキスト化
・リンク無効化
「m-FILTER Archive」をご利用いただくことで無害化したメールの原本を閲覧・取得も可能になります。
「自治体情報セキュリティ対策抜本的強化案」に対応
「m-FILTER」を利用することで、「自治体情報システムの強靭性向上」として求められる「インターネットメールの無害化」要件を満たすこともできます。
- メール無害化
オプション -
- 受信メールの添付ファイルのマクロを除去
- 受信メールの添付ファイルを削除
- HTML/リッチテキストメールのテキストメール化
- URL含めた本文リンクの無効化
- メールリダイレクト(二重配送):
無害化処理済みメール/原本メールを別メールサーバーに転送可能
- メール無害化オプションの詳細はこちら
- さらに便利に!
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- 添付ファイル確認・操作が必要なメールのみ、原本メールのアーカイブを各個人が迅速に検索可能です
- メールアーカイブの詳細はこちら
- さらに便利に!
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- メール無害化機能と組み合わせることで、スパム判定後のメール添付のみ削除できます
- アンチスパムの詳細はこちら
「やりとり型」の標的型メール攻撃対策には、「m-FILTER」の“Bcc転送機能”
BECなどにおける攻撃の被害を未然に防ぐBcc転送機能
BEC(Business E-mail Compromise:ビジネスメール偽装詐欺)などでは、CEOのメールアドレスを騙って、決裁権を持つCFOなど幹部社員に対して高額の送金指示を行うような手口がよく使われます。
このようなケースでも、事前に「CFO宛のメール」で「送金に関連するキーワードが本文に含まれている」というフィルタ条件に合致時は、「メールを特定アドレス宛にBccで転送する」といったようなポリシーを「m-FILTER」に設定しておくことで、不正送金の指示が疑われる内容のメールを第三者がチェックできるようになり、被害を未然に防げます。
“情報漏洩につながるリスク”が多数潜んでいる勤務先でのメール誤送信。
メール誤送信の実態調査の結果と具体的な対策をまとめました。