2024年11月18日
デジタルアーツ株式会社

メール誤送信対策製品「m-FILTER MailAdviser」(Microsoft 365対応版)
顧客課題に応じた柔軟な機能選択が可能に

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード 2326)は、提供するメールセキュリティソフト「m-FILTER MailAdviser(Microsoft 365対応版)」のポップアップ型誤送信対策機能を標準機能、PPAP対策機能をオプションにする仕様変更を行うことを発表します。また、誤送信対策をさらに強化する各種機能を新たに搭載し、2025年1月16日より提供を開始します。

メール誤送信によるセキュリティインシデントは増加傾向。PPAP対策の実態

デジタルアーツが行った国内セキュリティインシデントの独自集計※1によると、 メール誤送信によるセキュリティインシデント件数は2023年の1年間で158件、2024年上半期で79件発生しています。 これは企業の営業日を月20日とすると、およそ2日に1件以上の頻度で発生している状況です。
また、2020年に中央省庁で「パスワード付きZIPファイルを使った文書でのメールのやり取りを廃止する方針」が打ち出されて以降、企業においてもPPAP対策が重要視されているものの、2024年11月にデジタルアーツが公表した企業・組織におけるPPAP対策状況調査※2においては、「対策済み」と回答した企業・組織のシステム管理者は25.8%に留まっています。

※1  2024年9月26日公開 デジタルアーツ株式会社 『2024年上半期の国内セキュリティインシデントの独自集計』
※2 2024年11月1日公開 デジタルアーツ株式会社 『勤務先におけるメール誤送信の実態調査』より引用

「m-FILTER MailAdviser」(Microsoft 365対応版)を新たなラインアップで提供

 デジタルアーツが提供するメールセキュリティソフト「m-FILTER MailAdviser」(Microsoft 365対応版)は、誤送信対策とPPAP対策が可能な製品で、現行のOutlookに加え、新しいOutlook、Web版Outlookにも対応しています。

 従来は、メール誤送信対策機能とPPAP対策機能の両方を標準機能として搭載していましたが、新しいラインアップではメール誤送信対策機能のみを標準機能とし、PPAP対策機能をオプションとして提供します。この変更に伴い、価格改定も行います。
これにより、ユーザーは「誤送信対策を強化したい」、「PPAP対策も行いたい」といった、各々のセキュリティ課題に応じて柔軟なプラン選択が可能になります。「m-FILTER」をはじめとするメールセキュリティソフトにおいて、すでにPPAP対策を実施しているユーザーにおいても、機能の重複を解消することで、価格を抑えながらご利用いただけるようになります。

 標準搭載の「ポップアップ型誤送信対策機能」では、メール送信時に自動でポップアップが表示されることで、送信者へ宛先や本文、添付ファイルなどの再確認を促します。誤送信リスクがあるとシステムが判断した場合は、警告が表示され、それら全てを確認すると送信可能になります。

 また、オプションとなったPPAP対策機能では、添付ファイルを自動で暗号化し、デジタルアーツが提供するオンラインストレージにアップロードします。受信者はメール本文に記載されたURLにアクセスし、認証を行うことでファイルの閲覧、ダウンロードが可能になります。この機能により、安全性と利便性の高いPPAP対策を実現します。

シリーズ製品の価格改定(価格表記はすべて税抜きです)
 「m-FILTER MailAdviser」(Microsoft 365対応版)は1ライセンスあたり200円に価格改定し、「PPAP対策オプション」を1ライセンスあたり100円で提供します。また、本製品のシリーズである「m-FILTER MailAdviser」(Outlook/Becky!/Thunderbird版)においても、1ライセンスあたり200円に改定します。PPAP対策は従来同様、デジタルアーツのファイルセキュリティ製品「FinalCode」の機能を利用した「暗号化強固オプション」を1ライセンスあたり100円で提供します。

「m-FILTER MailAdviser」(Microsoft 365対応版)の新機能

① メール送信遅延機能
  送信ボタンを押した際に、メールをOutlookの下書きに保存し、予め設定した時間が経過するとメールが送信される機能です。
  Outlookでは送信遅延機能を全ユーザーの統一ポリシーとして設定できないことが、誤送信対策の課題の1つでしたが、
  本製品をご利用いただくことにより、一括設定が可能となります。
② 添付ファイルのプレビュー機能
  添付ファイルの送信時にMicrosoft OneDriveと連携し、OneDriveのファイルプレビュー機能を利用して添付ファイル内容の
  確認を促す機能です。この機能を利用することで、ファイルを添付したメールの誤送信対策を強化することができます。

デジタルアーツは今後もセキュリティ製品の開発や機能拡充などを通じ、お客様のセキュリティ課題に貢献してまいります。

本製品に関するセミナーを12月19日(木)に開催予定
2025年1月16日(木)に提供を開始する「m-FILTER MailAdviser」(Microsoft 365対応版)の新機能について、デモを交えてご紹介します。本製品の機能や価格改定についてもご説明します。
ご興味のある方はぜひご参加ください!
日時:2024年12月19日(木)予定
お申し込み方法:こちらのお申し込みフォームに必要事項をご入力の上ご参加ください
参加費:無料

以上

デジタルアーツについて
デジタルアーツはWebやメール、ファイルなどのセキュリティソフトウェアの提供を核に事業展開する情報セキュリティメーカーです。
1995年の創業以来、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」を企業理念とし、情報漏えい対策や標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃対策を実現する最先端の製品を、企業・官公庁・学校・家庭向けに提供しています。
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