新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
昨年中は格別のご厚情を賜り、まことにありがとうございました。

新型コロナウイルス感染症は未だ収束の見通しが立ってない状況ではございますが、感染された全ての方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、医療の現場で尽力されている皆様に心より感謝申し上げます。

昨年はEmotetやランサムウェアが猛威を振るい、大手企業のほか病院までもが業務停止や金銭被害、情報漏洩といった深刻な被害に遭っています。マルウェアに感染させる攻撃は日々増加の一途をたどっており、その手法も高度化・巧妙化しております。

このような中、当社は国産初のWebフィルタリングメーカーとして創業以来蓄積してきたURLとメール情報のデータベースにより、お客様が安全なWebコンテンツとメールのみアクセスできる「ホワイト運用」を提唱しております。

この「ホワイト運用」を実現するセキュリティソリューションとして「i-FILTER」、「m-FILTER」をご提供しております。これまでに1100万ライセンスを超えるお客様にご利用いただいており、約5年前の発売開始から現在に至るまでお客様からのマルウェア感染などの被害報告はゼロとなっております※。

グループ会社のコンサルティング領域においては、日本のビジネスで課題となる、インシデントの検知・対応・復旧などを含むセキュリティ運用など総括的なセキュリティ対策を提案し、陣容も増強しております。全方位的に業務改善を支援するコンサルティングと、当社製品とのシナジー効果を発揮してまいります。

また、設立時より社会課題の解決を掲げた企業理念を実践してまいりましたが、2022年4月には「サステナビリティ委員会」を設置しました。大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる未来を実現すべく、事業活動を通じて革新的な技術提供を積極的にすすめ、SDGsの達成とサステナブルな社会の実現に貢献してまいります。

当社グループは、2022年3月期に策定した2025年3月期を最終年度とする中期経営計画を達成するため、今後も圧倒的な品質を追求しつつ、引き続き「ホワイト運用」を浸透させ、中期的には多様な課題に対応できる網羅的なセキュリティサービスを提供する総合セキュリティメーカーへの成長を目指してまいります。

今年は中期経営計画を前倒しする形で新たなチャレンジをする年にしてまいりたいと存じます。ステークホルダーの皆様の期待と信頼に最大限応え、喜びを分かち合える会社に成長してまいる所存です。

今年も変わらず、ご指導・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


2023年1月1日
　デジタルアーツ株式会社
　　代表取締役社長　道具 登志夫



※2022年12月末時点